日本人とクルマの関係
あるのが当たり前のマイカー病
突然ですが、車をお持ちの方に考えて頂きたいのですが
「その車本当に必要ですか?」
必要だから持ってるに決まってるだろと思われる方も多いと思いますが、
中には、なんとなく持っているのが当たり前だから、たまにしか乗らないけど
無いと不安だからといった惰性的な方も少なくないのではないかと
思います。
やはり一度車を所有してしまうと元々の車の無い生活に戻るのは
躊躇してしまうのが人の心理です。
ちょっと余談ですが、クルマ以外にも、じつは日常生活を
見直してみると大抵の方がひとつやふたつそういった
必要性の低いモノをかかえているのではないでしょうか。
例えば、新聞や固定電話、FAXなどです。
パソコンやスマホが普及したことで、あまり必要では
なくなってしまったけれども今まであったものをわざわざ
無くすが面倒でついそのまま継続しているというような
ケースです。
とはいえ、新聞や固定電話のランニングコストに比べると日本において
クルマの維持費はとんでもなく高いです。
まったく乗らなくても年間だと海外旅行に行けるほどの
費用がかかります。
都心であれば年に50万円程度はかかるわけですから
ほとんど乗らないのであればおそらくタクシーで移動した方が
安くつくのではと思われるケースもあります。
もちろん郊外や地方にお住いの方にとっては車は足として
必要になります。
しかし、都心に住んでいれば地下鉄やバスで大概の場所には
正確な時間で運転もせず、事故の確率もなく目的地に着けます。
なので絶対にクルマが必要だというカーユーザーの数は実際
の販売台数よりもずっと少ないはずです。
日本の豊かさはクルマ事情に表れている
ここにおもしろいデータがあります。
世界の先進主要国の自動車普及率です。
ランキング上位のアメリカやオーストラリア、カナダなどは
国土が広いため車がないと生活に支障をきたしてしまうようです。
また、ヨーロッパ諸国も陸続きで国境をまたぐため移動には車が
欠かせないというわけです。
そんな中に日本がランキングされているのです。
日本は自動車先進国であり狭い国土に、トヨタ、日産、ホンダ、スズキ、ダイハツ、
三菱、マツダ、いすゞ、光岡、日野 と国産メーカーがひしめき合っています。
そういった社会環境によって車を持つのが当たり前という国民意識が
自然と形成されたようです。
アジア諸国を旅行された方ならご承知かもしれませんが、車を持つというのは
富裕層のステータスです。
ところが日本では車を持っていてスゴいとはなりませんし、それどころか
大衆車に乗っていると侮られたりすることすらあります(^_^;)
新車であれば100万円以上払って手に入れているのにそう思われてしまう
なんてなんだかおかしな話です。
クルマがあなたを幸せにしてくれていますか?
昨今、若者のクルマ離れが話題になっていますが、日本人と車の関係
クルマのあり方そのものが大きく変わりつつあります。
物の豊かさも大事ですが、物欲で満たされる幸福は一時のものでしかなく
今までの価値観に囚われない敏感な若年層がそれを反映しているのかも
しれません。
費用はもちろんですが、健康やシンプル生活といったそれぞれの
価値観を重視して、自分の幸せのためにクルマとの付き合い方を
今一度考えてみてはいかがでしょうか(^^)。
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