エンジン寿命と高回転の誤解

えっ?!エンジン寿命長持ち、ホントはどっち?

エンジン回転数と寿命の関係

エンジンは高回転まで回した方がいいのか

それとも高回転まで回さない方がいいのか

意見が対立することがしばしばあります。

 

 

なぜ対立してしまうのかというと、それぞれの意見に

正当性と不当性があるからです。

 

そこで、この問題の完全な決着をつけるために、

それぞれの一長一短を解説してその根拠を明確にし

妥当な答えを示したいと思います。

 

 

エンジンは高回転まで回した方がいい!

 

ちょっとクルマに詳しい人が言う台詞のひとつです。

 

「エンジンは高回転まで回した方がいい。」

 

確かにこれは正しくそういう一面があります。

 

 

そもそも内燃機関と呼ばれるエンジンは字のごとく

内部で燃焼を繰り返すことで動力を得ます。

 

内部で燃焼するということはやはりスス(カーボンデポジット)が

発生し内部に付着していきます。

カーボンデポジット

 

このゴミが良好な燃焼状態を阻害してしまいますが

このゴミが出やすいのはエンジンの回転が低いときです。

 

 

エンジンの回転が低いと燃焼に必要な空気の吸入の

勢いが弱くなります。

 

そうなると燃料が不完全燃焼を起こしやすくなるというわけです。

 

 

逆に、高回転の時は空気の吸入に勢があり燃料と空気がよく

混合され良好な燃焼状態になります。

 

この ”燃えカスが残るから” という観点だけでいえばエンジンは

高回転で回した方がよいということになります。

 

 

いや、エンジンは高回転まで回すとよくない!

 

しかし、実際は高回転に伴う弊害があるのも事実です。

 

エンジン内部ではいろいろな部品が稼働していて

それぞれがわずかな隙間でこすれ合うようにして

動いています。

エンジン内部構造

 

その摺動面(こすれ合う場所)は日常的な低回転の

領域で 「あたり」 と呼ばれるスムーズななじみが

形成されます。

 

 

日常的ではない回転域ではあたりが形成されません。

 

 

精密機械であるエンジンにとってはこのわずかなあたり

の有無が抵抗になります。

 

高回転にあたりがないエンジンを、いわゆる「回らないエンジン」と

と評したりします。

 

 

かといって高回転域を維持すれば、それに伴い各部の消耗が

大きくなってしまうのでその分エンジンの寿命が短くなってしまいます。

 

 

まとめ

 

低回転域の走行ばかりしていてはエンジン内部で

 不完全燃焼を繰り返してしまう

 

高回転域の走行はそれなりにエンジンの寿命を短く

 してしまう。燃費も悪化してしまう。

 

 

こういったそれぞれの欠点を補うためには、

日常的には低回転域で走り、ときどき意識して

高回転まで回すという習慣が大切です。

 

 

どっちが正しいという極論ではなく、ちょどいい塩梅

愛車を長持ちさせる上手な付き合い方なんです(^^)。

 

 

 

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