過度のエンジンブレーキ多用は要注意!
エンジンブレーキはクルマの寿命を縮めてしまう
まず、エンジンブレーキについて
簡単にひとことで説明すると・・・
エンジンブレーキとは、回転数を落とすことで
それに抵抗して減速力を得ることです。
結論からお伝えすると、過度のエンジンブレーキは
エンジンとトランスミッション等の動力伝達系に
負担をかけてしまうのでクルマの寿命を縮めてしまいます。
※もちろん通常使用の範囲ではエンジンへの負担にはなりません。
教習所などではエンジンブレーキを多用する方が良いと
教わることもありますが、それでもクルマにとっては
必要以上にエンジンブレーキを多用することのメリットは
ほとんどありません。
誤解がないように 「フューエルカット」 についても
少し触れさせて頂きます。
フューエルカットはエンジンブレーキ作動時に
燃料供給を減らすというシステムです。
たしかにフューエルカットの観点ではエンジンブレーキを
かけた方が燃費向上には良いというのが事実です。
しかし、燃費を気にするあまり、過度なエンジンブレーキ
での減速は控えるべきでしょう。
それは2~3パーセントの燃費を抑える代わりに、
同時にエンジンやトランスミッション等の大きな故障リスクに
繋がる可能性があるからです。
吸入空気の減少がエンジンの負担になる
下り坂の場合、アクセルペダルを閉じた状態に
しているとエンジンに空気が入りにくくなります。
そのためエンジンがスムーズに動かずに抵抗になり
ブレーキがかかるわけです。
これをわかりやすく例えるなら、シェークを想像して
みてください。
それもできたばかりの固めのやつです。
これをストローで吸うとなるとかなりの苦労です。
これがアクセルを閉じた状態です。
もしこれが解けかけのやつなら勢いよくスムーズに
飲めるわけです。
吸うに吸えない状態のエンジンとの違いは
まさにこんな感じです。
負担がかかればそれだけエンジンの寿命が
縮まるの言うまでもありません。
トランスミッションへの負担は高くつく!
トランスミッション(変速機)のギアが小さい1速2速で
エンジンブレーキをかけるとクルマが唸ります。
エンジンブレーキが効けば効くほどその分抵抗が増し
トランスミッションには大きなストレスがかかっています。
もちろん山道などの長い下り坂では低いギアに入れて
エンジンブレーキをかけながら走る必要があります。
しかし、普通の平坦な道ならば、アクセルOFFだけの
軽いエンジンブレーキで速度を調整すれば十分です。
一昔前のクルマはブレーキをかけすぎると効きが甘くなる
ことがありましたが現在ではそんなことはほとんど起こりません。
通常の走行であればアクセルを戻してブレーキに頼る方が
クルマの負担は軽くなります。
ブレーキに頼ると当然ブレーキパッドなどが消耗して交換が
必要になります。
しかし、トランスミッションなどの大きなものが故障すれば
修理代は跳ね上がってしまいます。
それくらべれば安い消耗品の交換くらいでクルマが
長持ちするなら絶対にそっちの方が経済的です(^^)。
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