高額査定になりやすい時期を狙って大損!?
世間一般で言われている査定のベストシーズン
車を売ろうとお考えの方から頂く、もっとも多い疑問のひとつに
「一年で一番高額査定になるのはいつですか?」
という質問があります。
たしかに、売るタイミングで査定額が変わるなら、一番高く売れる
時期に手放したいのは当然のことと思います。
まず、査定の常識として知っておいて頂きたいのは、年間の査定額は
山なりで推移するということです。
具体的には・・・
・オープンカーは夏、4WDやSUV車は冬のレジャーシーズン前が良い。
・新生活が始まる4月頃が良い。
・決算月の手前である3月や9月が良い。
・8月、9月の人事移動のある時期良い。 etc
インターネットで検索すると納得できる根拠のある 意見が
飛び交っています。
たしかに、このような情報も真実ではあるのですが、これらは
あくまでも一般論であることに留意してください。
買取業者が重視するのは時期ではない!
冷静に考えてみると、上記のようにさまざまな意見があること
自体が、どれも決定的な高額査定に結びつくタイミングを断定できない
ということの裏返しなのかもしれません。
やはり、売却時期はあくまでも査定額を決定する要因の一つに
すぎないと考えるべきです。
買取業者にとしても査定は大事な仕入れであり、ベストシーズンだから
という理由でクルマの再販価値以上に高く買い取ってしまうと、販売競争に
負けてしまいます。
なので、やはり売却時期よりも、新車の販売台数や中古車市場での需要
の多寡といった、その車種本来の個別価値をより重視し、再販できるかどうかを
査定額算出の最重要ポイントに据えています。
また、査定基準というのはそれぞれの買取業者が独自に作成したもので
一般には公表されていません。
そのため、最初に提示する査定額を妥当ラインよりも低く見積もって、
「今売却して頂けたら・・・」といった具合に時期的な条件を依頼者を
説得するための口実として利用することもあります。
そういった実状があるので、実際に提示された査定額から売却時期
による上乗せ額を、内訳として明確に区別することや、その額を追求
すること自体があまり意味を持たないのです。
ではいつ売るのが一番お得か・・・
本来、いつが一番というのは、それぞれの車種によって異なるものです。
「とにかく今が一番!」、「早く売らないと損する!」などと謳っている
情報サイトは眉唾ものです。
たしかに7月8月は一年を通じて取引が活発になる時期です。
しかし、だからといってすべての車種が売り時とは限りません。
ヒット車種で在庫がダブついてしまったり、メーカーは決算を見越して
夏場に新型モデルを公表することが多いので、そうなれば一番良い
とされる時期に査定相場が大幅に下落してしまいます。
また、夏場は車内のニオイが気になる時期でもあり、それが減価要因
にもなりかねません。
なので結論としては、あまり売却時期に惑わされることなく、欲しいクルマの
登場や車検時期など、ご自身の都合で判断されるのが一番良いのではないかと
思います。
経済的にも、今が時期だからと慌てて売るよりも、大切に永く乗り続けた方が
結果としてお得なはずです。
もし、新車に乗り換えをお考えなら、決算月である3月9月が値引交渉に応じ
てくれやすい時期なので、こういった査定とは別の観点からも売却時期を
考えてみてください。
誰にも予測できない査定相場の動向よりも、時期に限らず複数社に見積りを
依頼して競合させた方が、1社と粘り強く交渉するよりも合理的で、間違いなく
よい結果が期待できますよ(^^)。
こちらは安定して高額査定がでやすい信頼大手を比較できる
納得の口コミがもっとも多い一括査定サイトです。
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